横浜エム・エムクリニックが主催するセミナーにケアマネージャーが参加。
千葉和雄先生の講義を受けて来ました。
横浜エム・エムクリニックは在宅医療(往診)に力を入れているクリニックです。
医療法人社団AZグループ
横浜エム・エムクリニック
横浜市西区みなとみらい3-3-1 三菱重工横浜ビル3F
TEL 045-225-0942
日 時:2010年2月26日(金)18:30〜19:30
会 場:ヘリオス関内ビル1F(102会議室)
参加者:当社からはケアマネージャー4名
講 師:千葉和雄先生(横浜エム・エムクリニック医師)
テーマ:高齢者のターミナルケアとは
ターミナル
もともとはガン患者の末期を示し、余命6ケ月未満の患者のこと
高齢者のターミナルは病気と老化の合併である。
死(ゴール)についての認識
家族で死について話し合う事が大切である。
在宅の医師が家族に病状の説明を時間をかけて行なっていく必要がある。
医師の立場からのターミナルケア
ご本人とご家族のアセスメントが大事である。
制度上長期入院が出来ない為、退院をしても2週間以内に急変(呼吸停止等)するケースも少なくない。
家族に予測されるリスクを説明し理解してもらう必要がある。
24時間オンコールは連絡は取れるがすぐに往診出来るとは限らない。
医療の在宅ケアは在宅酸素・胃ろう・IVH・バルーン尿カテーテル・点滴・薬の調整・麻薬等あるが延命治療を望むかどうかが重要。
残りの日々を穏やかに過ごしてもらうために苦痛は避けるケアが望ましい。
薬は副作用・効果の有無を見直す必要がある。
Q&A
食欲減退にはうつ病・認知症・五感の減退・家族との関係によるストレス等の理由があり状態の観察が必要
パーキンソン病には専門医の治療が必要。家族は本人のモチベーションを保つようにすることが大事
現場の課題
サービス担当者会議に医師が出席できていない。
介護・看護の土日祝及び夜間対応が少ない。
等々、有意義な話し合いができました。
参加者の声
「ターミナルケア」についての講習会に参加させて頂き、どの様に最期を迎えたいのか、ご本人の気持ち、ご家族の気持ちを大切にし、これを「原点」に看護・介護の方針を決めていく重要性を学ばせていただきました。
終末期を迎えるにあたり、ご本人の意思を尊重し穏やかな最期を迎えられるように支援していきたいと思いました。
ターミナルケアに限らず全てのご利用者様、ご家族の気持ちに添った在宅でのチームケアを心がけたいと思います。
「ターミナルケア」の講習会に参加させていただき、家族の受け入れの気持ちが大切な事や、医師、看護師、ケアマネージャーとの連携が必要な事を学ばさせていただきました。ケアマネージャーが医師と連絡を取り合うことが難しい事が多いが、FAXやメールなど工夫をすると良いと聞き、これから参考にしたいと思います。